1:事業成長を通じてより良い社会をつくることを目的としている
売上・利益の最大化自体が目的ではなく、社会課題の解決を事業の目的にしている
2013年にシリコンバレーのベンチャーキャピタリストがつくった「ユニコーン」という言葉があります。
「評価額が1,000億円を超える未上場企業」を指すこの言葉は、短期・独占・株主至上主義といった現在の資本主義のあり方を象徴しています。
”Zebras”(ゼブラ企業)は、こうした風潮に危機感を覚えた米国の4人の女性起業家が2017年に提唱した概念です。4人が組織したZebras Uniteは、現在、世界中で70以上の支部、7000人以上メンバーとなって、大きなムーブメントになりつつあります。
さらに私たちはゼブラ企業のペルソナをこのように整理しています。
売上・利益の最大化自体が目的ではなく、社会課題の解決を事業の目的にしている
資金があれば1社で短期間で成功できるという短絡的な事業ではなく、一定の期間をかけてPDCAを回し、クリエイティブやコミュニティなどの力を借りて事業を進めていくことが必要である
短期的に株主価値を最大化させるのではなく、長期的にステークホルダー全員を幸せにするべく経営がなされている
多様な要素間の二律背反(トレードオフ)を踏まえつつ、具体的なあるべき姿を描き、日々行動している
これまでの活動を通じ、さまざまな企業がゼブラ企業のあり方に共鳴・賛同してくれています。
世界遺産・石見銀山のある町(島根県大田市大森町)で、ライフスタイルを提案通してコミュニティ中心のゼブラ的経営をしている企業
ノルウェーの水産研究所で開発した技術を使い、独自の餌をウニに食べさせることで海の磯焼け問題の解決を通して藻場の再生を行い低炭素社会へ寄与するゼブラ企業
福島県国見町を拠点に「農産物の新たな規格での流通・地域資源を活用した商品企画販売・体験型コンテンツ」など、「もったいない地域資源」を需要に即したカタチで価値化し、後世に託す地域の仕組みを創出しているゼブラ企業
気兼ねなく子育てを頼り合えるリアルな場とオンラインの仕組みを通じて地域コミュニティの活性化を目指すコミュニティ型ゼブラ企業
地元の海で問題となっている牡蠣の貝殻を濾過器として使うことで「飲めば飲むほど海が綺麗になるビール」の企画・販売も行う、「持続可能な地域をつくる」をビジョンに地域の旗振り役を担う京都府・与謝野町発の地域/再生環境型ゼブラ企業
欧米の半分以下の期間で住宅を壊している日本の現状に危機感をいだき、環境に優しく、健康・快適で長持ちする住宅をつくり、地方工務店への普及も進めているメーカー型ゼブラ企業
「放牧による乳卵製品・お菓子の製造/販売を通して人・動物・地球環境に負荷の少ない持続可能なビジネスを実現する」をミッションとする環境再生型ゼブラ企業
多くのメディアに注目いただき、取り上げていただいていることで、
パートナー企業、公的機関と、さまざまな方から問い合わせをいただいています。