2021.10.15 ZEBRAS

アメリカのZ世代のオンラインツールの使い方-ウェストヴァージニア州日本人大学生の視点


アメリカのZ世代のオンラインツールの使い方-ウェストヴァージニア州日本人大学生の視点のイメージ

こんにちは。7月からZebras and Companyに学生インターンとしてジョインした阪本菜です。

東京の高校を卒業したのち、West Virginia Wesleyan College という小さなアメリカのリベラルアーツに正規留学している4年生で、アート経営学専攻、ジェンダー学副専攻でビジネス、デザイン、広報、社会学と幅広く学んでいます。勉強以外では、女子硬式テニス部、留学生組織、ソロリティ(女子社交クラブといわれるもの)に所属しており、今学期はそれに加えて寮の管理人と大学新聞の編集、一年目の留学生のメンター等をしています。

私の現在暮らしているウエストバージニア州は貧困、肥満、過疎、そして豊かな自然、人の優しさで有名な州です。優しい素敵な人の多いキャンパスでリベラルな考えに触れつつ、今まで考えてきたことのなかった社会問題について身近に感じるようになり、大学卒業後、自分のデザイン、マネージメント、ジェンダー学のバックグラウンドを生かして、間接的に人を助ける仕事をしたいと思うようになりました。

その中でも特に新しい価値観、サービスをを提供するソーシャルデザインビジネスに関心を持ち、模索する中、たまたまTwitterで見つけた7月7日の7ローンチ記念イベントというZebras and Companyの素晴らしいイベントを視聴したことがきっかけでコンタクトを取り、ジョインする流れとなりました。

今回はアメリカ、ウエストバージニアにある小さなリベラルアーツカレッジから、私の周りのZ世代のオンラインとの関わり方についてレポートします。

SNSの使い方

InstagramとTikTokがメインストリーム

Instagram

インスタグラムは大学生にとっての名刺がわりになっています。話題に出た子のインスタは必ずチェック、コロナ禍のこともあり、まだリアルで会ったことのない知り合いもフォローしてることが多いです。後ろ姿や風景、食べ物を投稿することの多い日本人と違い、投稿の約80パーセントはフィルター無しの自分や友達の顔、スタイルがはっきり写っている写真です。友達と他の子の話題になったときにその子のアカウントをチェックするのは日本と同じですね。

ストーリーの内容

日本とシェアする内容がとても違うなと感じるのはインスタのストーリーの内容です。日本だと友達と遊んでいる様子等をシェアすることが多いように感じますが、アメリカでは友達と遊びに行っている様子が半分、有名人の写真、ニュースフィード等のリポストが半分という割合を体感しています。

ニュースまとめフィードのストーリーでのリポストは日本にはまだあまりないものの一つですが、こちらでは政治や社会問題に対するスタンスを気軽にシェアする印象があります。去年の大統領選挙の時は、共和党、民主党に関わらず、個々の支持する政党をサポートし、他政党を貶すポストが多くみられました。

ここ最近ではLGBTQ啓発のポストを見ることが多いです。ツイッターは英語で書き込める内容量が日本語に比べて限られているため、インスタが日本でいうツイッターの役割を担っているように感じます。日本のツイッターでいう仲の良い人限定のアカウントを、アメリカ人はインスタで持ちます。

実際にストーリーにリポストされていた投稿の例

TikTok

周りの女友達の9割はTikTokを持っています。男性よりも女性に人気のあるように感じています。私はこれ以上SNSに依存したくないので使っていません。依存問題は深刻で、周りでは休日に10時間以上TikTokをみてしまったことのある友人もいます。タイマーを使って見る時間を制限している人も多いですね。

アメリカ版若者向けライン、Snapchat

SnapchatはアメリカのZ世代にとって若者限定のラインとインスタの混ざったような存在です。テキスト機能もありますが、基本は自撮り+テキストでメッセージを送り合います。仲の良い友達との連絡はほぼスナチャです。

また、ある程度親しい人ししかスナチャの連絡先を知らないのでストーリー機能でアップする内容もインスタよりもカジュアルです。(朝6時からの朝練が嫌だとか、宿題が全く終わらないとか、そんなに盛れているわけではないけど他の人に見せたい新しいコーディネイト等)日本でSnapchatが主流にならない原因としては、盗撮防止のためにカメラのシャッター音を消すことができないことがあるのではないかなと思っています。

あまりアクティブでないTwitter

上記で述べたように、ツイッターは英語で書き込める内容量が日本語に比べて限られているため周りでアクティブに活動している人は少ないです。私が日本語で1日3件も4件もプライベートアカウントに投稿していることを話すと驚かれます。周りでは代わりに、芸能人やインフルエンサーのツイートのLikeやRetweetをすることをメインに使っています。ホットなメディアという捉え方はされていないです。

アクティブではないけれど知り合いの大人と繋がるために持っているFacebook

家族や知り合いの大人等とも繋がっているため、他のSNSと比べるとよりフォーマルな印象です。日本と同じく、Z世代でアクティブにフェイスブックを使っている人はあまりいません。自分の身の回りに、大学卒業、結婚婚約、転職等、大きなアップデートがあったときにそれを長めの文章と共に投稿するような使い方をしている人が多いです。私もFacebok Messangerを使うくらいでポストはあまりしません。

オンラインネットワーキングツールLinkedIn 

3、4年生になる頃にはアクティブ具合には差があれど、周りはほぼLinkedInアカウントを持ち始めます。企業にエントリーする際にはリンクドインからそのままレジュメが遅れるためとても便利です。日本とは違いアメリカは就活を始めるタイミングがまちまちかつ日本よりもコネクション重視のため、早いうちからLinkedIn内でネットワーキングを始めます。また、他の人の経歴をぱっと見ることができるので、具体的なキャリアパスをイメージするのにも役に立ちます。

その他のSNSメッセージツール

誰もがラインを使っている日本とは違い、SNSメッセージツールは人によって何を使っているかがまちまちです。Messanger、GroupMe、Whatsupを主に使っています。所属団体によって使うものが違うので毎回混乱しています。LINEくらいまとまっていれば楽なのですが。

Text(電話番号)

アメリカ人に連絡するならテキストするのが一番早いです。テキストが一番主流なためラインのような誰もが使うようなメッセージツールがないようです。他のSNSメッセージを全くみないような人もTextには素早く返信します。

SNS以外の必須オンラインツール

生活の基盤、オンラインショッピング

私の大学の周りには小さなメインストリート、スーパー、100均、スポーツ用品店がある以外は何もありません。また、一番近くのモールは50分先です。そのため周りの学生は買い物の大半をオンラインショッピングに頼っています。大学の荷物受け取りスペースはいつも長い列ができています。

脱現金化、カード社会へ

アメリカに来て驚いたことの一つは現金を使うチャンスがほとんど存在しないことです。Z世代に限らず、周りにるほぼ全員が何かしらの事情がない限りデビットカードもしくはクレジットカードを持っており、スーパー、カフェ、レストラン等全てオンラインで会計をすませます。そのため周りの友達は現金を持ち歩かないことが多いです。アメリカに来て4年目ですが、あまりにも現金を扱う機会が少ないので、いまだに小銭の判別がつきません。財布の代わりにカードケースと鍵を首から下げてキャンパス内を歩いている人をよく見ます。割り勘をしなければいけない時もPayPal等のオンライン送金システムを使うので現金フリーです。

ポピュラーになりつつある忘れ物防止GPSタグ

今、忘れ物トラッカーがじわじわ来ています。大学生活で忙しく移動することが多い学生にとってのライフセーバーです。スマホと同期させることで、音が鳴らせたり居場所を探すことができる優れもので、私も友達から勧められデビューしました。周りは部屋の鍵、車の鍵、Airpodケース、カードケースをまとめたバンドルにつけていることが多いです。私たちの世代は、スマホをいつも身につけていることもあって、GPSをつけることに対して抵抗は全く持っていないように感じます。とても便利なGPSタグ、日本の学生にも今後流行るのでないでしょうか。

以上、ウエストバージニアの田舎町から、周りのZ世代のオンラインツールとの関わり方についてシェアしてみました。最後まで読んでいただきありがとうございます。

PROFILE

Sai Sakamoto

Z&C 学生インターン。米国のウエストバージニアウェズリヤン大学に正規留学している4年生。ゼブラ企業をはじめ、ソーシャルビジネス、デザイン思考に興味を持っている。