2022.06.08 ZEBRAS
2022年度Cartier Women’s Initiativeの募集始まる! 事務局の想いと東アジア地区審査員長からのアドバイス

こんにちは。Zebras and Company共同創業者の田淵です。
今年もCartier Women’s Intiative(CWI)の募集が5/16から始まりました。CWIは2006年にカルティエがマッキンゼーとINSEADビジネススクールと立ち上げた女性社会起業家支援プログラムです(プログラムの詳細はMashing Upのこちらの記事をご参考)。
私は2019年から東アジア地区の審査員および審査員長として関わっており、今年も同地区で審査員長を務めさせていただくことになりました(審査員に関してはこちら)。今年度からの大きな変更点と、日本の皆さんへの期待をお伝えしたいと思います。
今年度からの大きな変更点
新たなテーマのアワード「ダイバーシティ エクイティ & インクルージョン アワード」の創設
3月にドバイでカルティエインターナショナルプレジデント&CEOのCyrille氏からカルティエの本プログラムへのコミットメントを感じましたが、今年度からさらに本プログラム内のテーマを増やしました。
先日、「Ask Me Anything」と呼ばれるオンライン説明会が行われました。CWI Global Program DirectorのWingee Sampaio 氏によると、カルティエは、2年前からこの分野についてリサーチしており、この分野で、起業家的なソリューション、またそれを支えるグローバルなプログラムが少ないことに気付いたそうです。また、本分野の起業家が抱える問題は、資金へのアクセスなど、女性起業家が抱える問題と似ており、CWI のこれまでの経験と知見を活かせる分野と考え、本プログラムの開始に至っています。
以下カルティエのプレスリリースから抜粋
「2021年に創設された「サイエンス & テクノロジー パイオニア アワード」に加え、十分に取り上げ られていない、あるいは十分にサービスを受けていないコミュニティにとってのアクセス、成果、機会の格差を埋める起業精神にあふれるソリューションを促進するため、「ダイバーシティ エクイ ティ & インクルージョン アワード」が創設されます。カルティエ ウーマンズ イニシアチブのその 他の賞は女性の支援にフォーカスしますが、この試験的アワードは、すべてのジェンダーを対象と しています。
これら2つのアワード、「サイエンス & テクノロジー パイオニア アワード」と「ダイバーシティ エクイティ & インクルージョン アワード」それぞれについて3名のフェローが選ばれます。」
日本の皆さんへの期待
日本からはこれまでに2019年度のファイナリストの一人として中山紗彩さん(当時SHE社CEO)が選出されたのみなので、個人的にはもっと日本の応募者も増えると良いなと思っています。
アドバイス1:英語力に怯まずに自信のあるプロダクトを
ものづくりの日本という概念はもう古いのかもしれませんが提供価値を理解しやすいプロダクトがあれば、仮に多少英語が苦手でもチャンスはあると思います。過去のファイナリストには英語が得意でなかったがプロダクトの潜在性が高く評価されて一次審査をくぐり抜け、その後CWIから英語プレゼンテーションのコーチをつけてもらい、最終プレゼンの時には英語力が格段に上がっていたという例もあります。
アドバイス2:事業性だけでなく社会的インパクトも重視
CWIの審査クライテリアには、ユニコーンタイプ、ゼブラ企業タイプどちらも可なことが謳われています。急成長モデルでないからと気後れせず、しっかりと社会的インパクトを作れる事業であれば、是非応募を考えてみてください。
多くの日本の方からの応募を拝見できることを楽しみにしています。
PROFILE
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