2021.09.16 ZEBRAS
「女性への投資」というムーブメントを。クロエキャピタルが目指すもの
(本記事はZ&CとMASHING UPの共同連載からの一部転載記事です。詳細はMASHING UP 連載”ゼブラとジェンダーレンズ“よりご覧いただけます。)
「女性に投資をするVC(ベンチャーキャピタル)」。これが、クロエキャピタル(Chloe Capital)のウェブサイトを開くと一番大きく表示されるキャッチコピーだ。ニューヨーク州イサカを本拠地として、女性起業家に投資をする目的で2017年に立ち上げられたVCである。
前回のアランテキャピタル(Alante Capital)の記事を読んで頂いた方は、既に違いに気が付いたかもしれない。アランテは、アパレル業界のサステナブルなサプライチェーン実現をテーマとしており、女性起業家への投資比率を社内ルールでは設けつつ、それを前面に出してはいなかった。しかし、クロエは女性への投資自体がVC立ち上げ時の目的であり、積極的にそれを打ち出している。
どちらもジェンダーレンズ投資をしているVCだが、その見え方はかなり異なる。そこで今回はクロエキャピタルについて紹介し、ジェンダーレンズ投資家の幅広さを探ってみたいと思う。
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連載概要
Z&Cは、社会課題解決と持続的な経営を両立する「ゼブラ経営」の社会実装を目指し、今年6月に本格営業を開始しました。「優しく健やかで楽しい社会を作る」ことをビジョンとし、ゼブラ経営が社会に普及していくことで、社会課題解決の加速、長期的かつインクルーシブな経営の普及、挑戦機会の拡大を促したいと考えています。
今回、同じくインクルーシブな未来を描き、女性の視点から社会問題をピックアップするメディア・カンファレンスを運営する「MASHING UP」とコラボレートし、弊社のフォーカスカテゴリの一つである「ジェンダーレンズ」をテーマとした連載をスタートしました。
連載開始にあたって、創業経緯や目指すビジョンについてZ&C創業者3人のインタビュー記事がアップされています。(https://www.mashingup.jp/2021/07/239268_zebras.html)
連載第1回からは、ZEBRAS & CO. 社会人インターンの小口絢子さんが、米国西海岸を中心として起業家、投資家の現在をレポートした記事をお届けしています。
PROFILE
ゼブラ編集部
「ゼブラ経営の体系化」を目指し、国内外、様々なセクターに関する情報を、一緒に考えやすい形に編集し、発信します。